83、「優」という欲求

(上図、左下参照)

人間の長所でもあり短所でもある特徴に、「人と自分を比べる」というものがある。この比べるという行為が人間の悩みを作り出してしまうと仏教では説いているが、私は、この行為自体に善いも悪いもないと思っている。

問題は比べた結果、自分をどのように認識し、どのように行動したかである。ここで、その時の一連の流れをまとめておきたい。

 

まとめ

●比べて、「優」(優越感)を感じれば、あるいは感じたいと思えば人は積極的な行動に移る。

●比べて、「怯」(自信がなくてひるむ、尻込みする)を感じれば、行動を避けがちになる。

●比べて、「傲」(自分はできる、優越感を感じないと気が済まない)を感じれば、行動が強引になる。

大事なのは、人には、ほどほどの「優」という欲求が必要であるということと、しかし、それが行きすぎても少なすぎてもいけないということである。

 

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