46、「自分にだってできる」と思ったよ。

「自分にだってできる」と思うことは、(幸せの補強)に属します。「自分にもできる」と思うことを、自己効力感と言います。自己効力感はやる気を呼び覚まし、ストレスに打ち勝つ力も持っています。だから幸せの補強に属するのです。

何かすべきことを目の前にして、「自分にだってできる」と思うのと、「自分には無理だ」と思うのでは、行動の質も、その成果も全然違います。そして、その後の自己効力感の増加量もです。つまり、この「自分にだってできる」という自己効力感は、いいパフォーマンスを発揮し続ける上で、とても重要なことなのです。

ただ、残念なことに、この感覚は、すぐに身につけられるものではありません。身につけるには、人との比較の中で自分の力の相対的優位性を自覚し、それを積み上げていくことが必要です。この時、その自覚の素になっているのは、自分の実績と達成感です。しかし、それより何よりも、自己効力感を身につけさせてくれるものは、周囲の人からの評価や承認なのです。人は、たとえ思うような結果にならなくても、周囲の人から評価され、褒められれば自然と自己効力感は身についていくものなのです。(人をほめてあげることがいかに大事かが、これでわかるはずです)

今日、あなたは誰かから認められ、ほめられましたか? その時のことを思い出してください。そして、その時のことを思い出しながら、声に出して言ってみましょう。

「今日、自分にだってできるよと思ったよ」

どうですか、やる気が湧いてきませんか? 「自分にだってできるよ」が脳に刻まれ、今後のあなたに大きな影響を与えます。

 

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